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COMMUNICATION

ハッピーバレンタインデー!

『心の距離』

正月もあっという間に過ぎ、寒さが厳しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年一年、何か新しいことを始めたり、目標を立てたりするご予定はありますか。
私自身、日々の忙しさの中で何かを見つけることの大切さを感じています。
そこで、今回は小さな気づきから始まる物語を皆様にお届けしたいと思います。

「スリッパを履かずに入ってきてはいけませんよ。
それに、マスクもちゃんと着けてくださいね。」それが彼女との最初の出会いだった。

二十数年前の春、僕が医者になって四年目のことだ。
少しは世の中のことがわかってきた気になり、医療現場の空気にも馴染んできた頃だった。

あの日、意気揚々と手術室のドアを開けた僕を待っていたのは、ひんやりとした空気と、そこで凛として立つ彼女だった。
彼女は手術室の看護師だった。
柔らかな顔立ちに、どこか冷たさを漂わせる眼差し。
口を開けば、「手術室では慌てないこと」「マスクは曲がっていないか確認して」と、まるで僕を試すように指摘を繰り返した。

正直、最初の印象は決して良いものではなかった。
彼女の冷たい態度は、小さな棘となって僕の心を刺した。
それでも彼女が頭から離れなかったのは、その言葉の奥に感じる何かがあったからかもしれない。

まるで彼女自身も何かと戦いながらここに立っているような、そんな印象を受けていたのだ。

そんなある日、僕は大きな失敗をした。
翌日の手術器具の準備が遅れてしまい、夜遅く手術室に戻ると、そこに彼女がいた。
静まり返った手術室で、彼女は低い声で言った。
「時間が遅すぎますね。これでは明日使う器具の滅菌が間に合いませんよ。」その言葉に、僕はただ謝ることしかできなかった。

その夜、僕はふと考えた。
彼女が冷たく見えるのは、僕だけが原因ではないのではないかと。
もしかすると、彼女自身が自分を守るためにそうしているのではないか。
そう思った僕は、次の日から彼女に対して笑顔で接することに決めた。

最初は何の反応もなかった。
だが、少しずつ、彼女の態度が変わっていくのがわかった。
ある日、彼女が手渡してくれたメスが、いつもより少しだけ優しく感じられた。
それは小さな変化だったが、僕にはそれが大きな意味を持つように思えた。

春も深まった頃、病院の新人歓迎会で彼女と隣り合わせになった。
酒が進む中で、彼女はぽつりと呟いた。
「夫とはほとんど会話がなくて、義理の両親の介護に追われているんです。」
その言葉は、まるで彼女の本当の姿を見せるかのようだった。
冷たさの奥に潜む彼女の孤独が、僕の胸に響いた。

それ以来、彼女との関係は穏やかなものになった。
彼女の言葉や仕草には、どこか温かみが感じられるようになった。
そして僕は気づいたのだ。彼女の冷たさは、ただの強がりだったのかもしれないと。

今、こうして振り返ると、僕が学んだのは、どんなに距離があるように見える相手でも、心を開けば近づけるということだ。
そしてそのきっかけは、案外単純なものかもしれない。

皆様も、もし苦手な相手がいるなら、まずは笑顔で接してみてはいかがでしょうか。
きっと、心の距離が少しずつ近づいていくのを感じられると思いますよ。

 

『一無、二少、三多とは?』

生活習慣病は長い時問をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。
それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、つねに自分自身の健康に目を向ける必要があります。
そして、中高年になってからではなく、若い頃から、適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。

一無 (いちむ)

無煙たばこは万病のもと〜喫煙は単独で最大の予防可能な死因!
たばこの煙には7,000種類の化学物質、250種類の有害成分が含まれており、その内の70種類以上には発がん性が確認されています。新型たばこ(加熱式たばこや電子たばこ)は、紙巻たばこと比較して有害成分が90%削減されたとされていますが、削減されたのは一部の有害成分のみであることも確認されています。また、削減された有害成分でも、十分発がんする量であり、生活習慣病や関連疾患の発症や症状の悪化をきたす可能性があります。
 

二少 (にしょう)

少食 食事は腹八分目〜よく噛んで、三食を規則正しく!
「腹八分目に医者いらず」*₁という格言があります。暴飲暴食を控えることは、身体の機能を健康な状態に持していく上でたいへん重要です、お腹いっぱい(満復)まで食べる習慣をやめ、腹七〜八分目でやめるよう心がけ、偏食をせず、よく噛んで、三食を規則正しく食べましょう。また、食後の血糖値の急激な上昇(食後高血糖)が、肥満や生活習慣病の誘因であることが明らかになっています。食後の血糖値の変動を穏やかにするには、「少食の すすめ」を守りましょう。*1「養生訓」貝原益軒(1630-1740、江戸時代、本草学者、儒学者)
 
少酒 アルコールは少量をたしなみ、ほどほどに!
さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発される可能性が高まります。もっとも怖い病気がアルコール健康障害(依存症)です。「健康日本21」では、飲酒に関して、純アルコールに換算して1日約20gまでが望ましいとしています。「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ」*²という格言もあるとおり、アルコールをたくさん飲める人でも、1日の飲酒量はその程度がましいということです。*2「徒然草」兼好法師(1200〜1300年頃、鎌倉時代、歌人、随筆家)
 

三多 (さんた)

無煙たばこは万病のもと〜喫煙は単独で最大の予防可能な死因!
日常生活の中で身体活動量を増やしましょう。座りっぱなしは避け、身体活動をできるだけ多くして、しっかり毎日の生活の中で維持しましょう。「2本の足は2人の医者」*³という格言があります。まずは、無理な目標はたてずに、良く歩くことから始めましょう。*3ヒポクラテス( 紀元前460〜370年頃、古代ギリシャ時代、医者)
 
多休しっかり休養〜こころとからだのリフレッシュを!
理想的な睡眠時間は標準的には6〜8時間といわれますが、「快適」には個人差があります。あなたの活動量に応じた適正な時間をとるように心がけましょう。「睡眠」に限らず、仕事の合間の「休憩」や仕事をしない「休日」、夏休や年末などの「休暇」も含めて、毎日の生活やライフステージに合わせて、心身ともにリフレッシュする機会をもつことにより、バランスの取れた健康的な生活を維持することが大切です。
 
多接多くの人、事、物に接してイキイキした生活を送る!
多くの人と交流し、さまざまな事、物に好奇心をもって接することで創造性豊かな生活を送ることが大切です。社会や人とのつながりが途絶えると身体的・精神的な健康障害が起こりやすことが科学的に検証されています ボランティアに参加した人は健康観や幸福感が高いこともよく言われています。社会や誰かのために貢献する といった心持ちは、いくつになっても若さを維持させてくれます。何かしら目的や生きがいをもっている人は イキイキしています。

 

『ドクターズスクワットでお腹を引き締めよう!!』〜きつくないですよ♪〜

スクワットは、“エクササイズの王様”と言われるように、太ももやお尻の筋肉、脊柱起立筋など、体の動きを支えるうえで重要な筋肉をまとめて鍛えられる、とても優れた運動です。普通のスクワットのように立ったところからスタートするのではなく、『しゃがんでから立つ』を30秒繰り返すだけの方法です。しゃがんだ状態から真上に真っすぐ立ち上がるだけなので誰でも簡単にできるのに、普通のスクワットより移動幅が大きいので実は運動量は多く、より効果が高いのが特徴です。続けると、ぽっこりお腹が引き締まり、代謝も上がって太りにくくなります。筋肉がつくことで関節への負担が減るので、腰や膝の痛みの緩和効果も期待できます。


整形外科医の吉原潔先生が考案したドクターズスクワット
しゃがんだ状態から真上に真っすぐ立ち上がるだけ、30秒ででき、お腹の引き締め効果も抜群なので、方法をご紹介します。


 

1.しゃがんで足を肩幅に開き、つま先をやや外に向け、両腕を前に伸ばして椅子の背につかまります。背中は真っすぐに伸ばしましょう。

2.口から息を吐きながら立ち上がり、胸を軽く前に突き出し、目線は前に向けます。次に、鼻から息を吸いながらしゃがんで①に戻ります。

1と2を30秒続けましょう。

 
 

午後の予約マッサージ


月・火・金曜日の午後の診療時間内に実費での予約施術(マッサージや機能訓練など)を行っております。
※詳細はスタッフへお気軽にお尋ねください。

コース

30分:1,500円(税抜)
※税込み:¥1,650
60分:3,000円(税抜)
※税込み:¥3,300

 

メディカルウォーキング

ー 人生の最期まで、自分の足で歩きましょう! ー

平均年令80才の患者様たち12~14人くらいで楽しく、和気あいあいに、壁立ちやストレッチ、ウォーキングをしています。みなさんも参加しませんか? まずは一度、見学に♬(※詳しくはスタッフまで)

とき:毎週 木曜日13:15~15:00
2月6日(木)・13日(木)・20日(木)・27日(木)

ところ:京都市いきいきセンター別館(京都市第2児童福祉センター2階)

施設使用料:1カ月1,000円