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“子供ロコモ”
ところで、いままで「ロコモ」についていろいろ山本通信で紹介してきたので、「ロコモ」とは、お年寄りに関係するものかと皆様お思いでしょう。しかし「子供ロコモ」という言葉が、最近話題になってきています。復習になりますが「ロコモ」とは、加齢や運動不足が原因で筋肉、骨、関節などに障害が発生し、身体機能の低下をきたす状態で当然高齢者特有の症状と思われてきました。要介護となる最大要因でもあります。ところが、埼玉県医師会が幼稚園から中学生までの子供に運動器の検診を行った結果、何と約40%に「ロコモ」の兆候がみられたというのです!びっくりしませんか?驚きですよね。ではなぜ、成長期の子どもの体に“老化”が広がったのでしょうか?
「ロコモ」の子どもが出来ない動作とは具体的に以下のようなことで増加傾向にあるといいます。
■ しゃがみ込むとふらつく■ 物を投げる動作ができない
■ 転んだ時に手で支えられず顔に怪我をする
■ 両手首を同時に骨折してしまうこんな以前なら考えられないような事態が学校などで発生しているそうです。
子供でロコモになる場合、2つのケースがあります。
1つは、運動量・運動経験が少ない子。もう1つは、運動量は多いが、単一運動、1種目しか運動していない子供です。
学校の授業以外の運動が、週に1時間未満の子どもを分析すると、ゲームやネットなどで全く運動しない子が80%近くに上るといいます。使われない筋肉はやせ細り、関節も堅く柔軟性の無い体になってしまいます。
これでは、運動器の機能が十分に育まれないおそれがあります。
1つの運動だけを1週間で10時間以上している子供も使われる筋肉が偏ってしまうため、運動器のバランスが崩れ関節が堅くなってしまうことがあります。
同じような動きばかりでは使われる体の部分は毎回同じですから、他の運動器は使われることが少なく徐々に機能が低下します。
一方、頻繁に使われる部分はどんどん負担がかかり損傷を受けやすいのです。
「ロコモ」の子どもを何の対処もなくそのままにしてしまうと、30~40歳代という早い段階からいろいろな運動器障害が出てしまうリスクがあります。
ロコモへの対応策としては、体全体を動かす運動習慣をつけることが重要です。
出来れば1日60分以上の運動を、自分が楽しいと感じる範囲で行うことが望ましくスポーツに限らず、遊びでもなんでも構いません。
木登りやボール遊び等をする中で、体を効率よく動かすには、どの筋肉や関節を連動させればいいか等を自然と子供たちは学んでいくのです。
筋肉と骨を作るためには食事も大切です。
タンパク質やカルシウムの摂取を心がけることに加えて、ビタミンB6(代謝を促し筋肉を作る)やビタミンK(骨の形成を促進)の摂取も心がけることが大事です。
最後に、この連休中に奇跡の1枚(?)の写真が撮れたので、アップしておきます。
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受付の塩尻です。
いつも、スタッフや患者様に優しく接していただいて楽しく仕事をしています。ありがとうございます。
これから、夏になりますが暑さに負けず元気いっぱいがんばります。
これからもお世話になりますが、よろしくお願い致します。
スタッフのゴールデンウイーク!
スタッフの今年のゴールデンウイークの
過ごし方を大公開!
『カルシウムが失われるのを防ぐ』ためのひと工夫
★加工食品のとり過ぎに注意★
食品添加物のなかにはリンを含み、カルシウムの排出を促進するものもあります。 塩分量も多いため、加工食品や清涼飲料などのとり過ぎには注意が必要です。
◎とり過ぎに注意したい食品
●インスタント食品(めん・スープ類)
●ハム ●スナック菓子
●清涼飲料水
加齢とともに低下していく骨密度。骨の健康を守り、自在に動けるからだを保つには、カルシウムをはじめとした骨をつくる栄養素を、日々の食事でどれだけたっぷりとるかにかかっています。
ウォーキング教室
2019年6月のウォーキング教室の開催日時は
6月6日(木)、6月20日(木)です。
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ハーバリウム体験教室
6月のハーバリウム体験教室の日時は、
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