目次
50代は老化の分かれ道?
AIが見つけた健康長寿の分岐点
皆様、こんにちは。梅雨の晴れ間に青空がのぞくと、「今日は少し体を動かそうかな」と思う一方で、「いやいや、今日は家でゆっくりしよう」とソファに吸い込まれてしまう今日この頃。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、「老化」についてのお話です。
老化というと、多くの人は「毎年少しずつ進むもの」と考えているかもしれません。まるで髪が少しずつ白くなったり、階段が少しずつきつくなったりするように。ところが最新の研究で、老化はどうやらそんな単純なものではないことが分かってきました。順天堂大学の研究グループが約6,000人の日本人男性を17年間追跡し、AIで解析したところ、なんと「老化の分岐点」が50代前半に存在する可能性が見つかったのです。分岐点と聞くと、高速道路のジャンクションを思い浮かべます。「東京方面はこちら」「大阪方面はこちら」と進む方向が分かれるように、私たちの体も50代前半頃に、「健康長寿コース」と「老化加速コース」に分かれる可能性があるというのです。もちろん、突然体に「老化スイッチ」が付くわけではありません。しかし体の中では、静かに進行する3人組がいることが分かりました。
その名も、
①男性ホルモン(テストステロン)の低下。②慢性炎症。③腎機能の低下です。
この3人組、まるで泥棒チームのように目立たず侵入してきます。厄介なのは、健康診断では「異常なし」と言われる範囲内でも進んでいることです。例えば家に例えるなら、屋根は少し傷み、配管は少し古くなり、基礎も少し劣化している。どれも今すぐ修理が必要なほどではありません。しかし全部が重なると、ある日突然「雨漏り」「水漏れ」「壁のひび割れ」が一気に表面化します。人間の体も同じなのです。
研究では、この3つが重なると老化が加速し、健康リスクが大きく上昇することが示されました。さらに驚いたことに、この状態は前立腺がんや肺がんなどの発症とも関連していることが、アメリカの大規模データでも確認されました。つまり、「最近ちょっと疲れやすいな」「筋力が落ちたかな」「昔よりやる気が出ないな」という変化は、単なる年齢のせいではなく、体からの小さなサインかもしれないのです。
ではどうすればよいのでしょうか。残念ながら、ドラえもんのタイムマシンも若返り薬もまだ発明されていません。結局のところ王道が一番です。適度な運動。十分な睡眠。バランスの良い食事。禁煙。適正体重の維持。どれも耳にタコができるほど聞いた話ですが、最新のAI研究が改めて「やはり基本が大事」と教えてくれています。私自身、患者さんから「先生、何か特効薬ありませんか?」と聞かれることがあります。そのたびに思うのです。人間の体は高級車と同じ。高価な車ほど定期点検を欠かしません。ところが自分の体となると、オイル交換も点検も後回しにしがちです。
人生100年時代。50代は「もう歳だから」と諦める年代ではなく、「ここから先をどう走るか」を決める大切な分岐点なのかもしれません。健康診断の結果を見たら、「異常なし」で安心して終わるのではなく、「去年と比べてどう変わったか」をぜひ確認してみてください。
未来の自分から、「ありがとう。あの時気付いてくれて助かったよ」と言われる日が来るかもしれません。老化の分岐点は、案外遠くではなく、今日の一歩の中にあるのです。

熱中症に気をつけましょう!!-筋肉と熱中症の関係-
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿の環境で体温調節がうまくできなくなり、体内に熱がたまることで起こる症状です。
体温が上昇すると、筋肉や脳、肝臓、腎臓などの重要な臓器が正常に働きにくくなります。また、汗によって水分や塩分が不足すると血液の流れが悪くなり、各臓器へ十分な血液が届かなくなります。その結果、こむら返り、めまい、頭痛、意識障害などの症状が現れ、重症化すると肝機能や腎機能の低下を招くことがあります。
筋肉量アップが熱中症予防につながります。
熱中症を予防するためには、体内に十分な水分を蓄え、必要に応じて全身へ循環させることが大切です。その役割を担っているのが「筋肉」です。
筋肉は体内の水分を蓄える“貯水タンク”として働くとともに、水分や血液を全身へ送り出す“ポンプ”の役割も担っています。そのため、筋肉量が多い人ほど体内の水分を保持しやすく、熱中症予防に有利と考えられています。
また、「水分を摂るとむくむ」と考えて水分補給を控える方もいますが、実際には逆効果です。水分不足になると血流が悪くなり、余分な水分や老廃物が体内に滞りやすくなるため、むくみの原因になることがあります。熱中症やむくみを予防するためには、適度な運動で筋肉量を維持・向上させることと、こまめな水分補給を心掛けることが大切です。
どんなトレーニング?ズバリ下半身です!!
熱中症予防のために筋肉を鍛えるなら、特に下半身の大きな筋肉を意識しましょう。
筋肉には体内の水分を蓄える「貯水タンク」と、血液を心臓へ送り返す「ポンプ」の役割があります。なかでも下半身の筋肉は、重力によって足に溜まりやすい血液を循環させる重要な働きを担っています。
特に、ふくらはぎ(下腿三頭筋)、太ももの前(大腿四頭筋)、お尻(大臀筋)は、熱中症予防に役立つ大切な筋肉です。日頃からウォーキングやスクワットなどで下半身を鍛え、体内の水分を保持しやすく、血液が循環しやすい体づくりを心掛けましょう。
オススメ!簡単下半身トレーニング
◆ヒップリフト 10回〜20回 2〜3セット
※体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。痛みがある場合は中止してください。

POINT
● 肩の力を抜いてリラックスする
● 腰を反りすぎない
● 呼吸は止めずに自然に行う

効果
お尻や太もも裏の筋肉(大臀筋、ハムストリングス)を鍛えることで、腰痛防止や姿勢改善、下半身の安定性向上に役立ちます。
主に使う筋肉
・ 大臀筋(お尻)
・ ハムストリングス(太もも裏)

◆カーフレイズ 10回 2〜3セット
※体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。痛みがある場合は中止してください。

POINT
● お腹に軽く力を入れる
● 視線はまっすぐ前を見る

効果
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を鍛えることで、血流を促進し、むくみや疲れの予防、熱中症予防にもつながります。
主に使う筋肉
・ 下腿三頭筋(ふくらはぎ)

◆ウォールシット 1〜2分キープ
※体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。痛みがある場合は中止してください。

POINT
● 背中全体を壁につける
● 足は肩幅に開く
● つま先はやや前に向ける

POINT
● 背中全体を壁につける
● 足は肩幅に開く
● つま先はやや前に向ける
● つま先はやや前に向ける

効果
太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、下半身の安定性向上・姿勢改善・腰痛予防・血流促進・熱中症予防にもつながります。
主に使う筋肉
・ 大腿四頭筋(太もも前)
・ 大臀筋(お尻)
・ 下腿三頭筋(ふくらはぎ)

PDF-FD療法

こんなお悩みありませんか?
□ 膝が痛くて外出が億劫に・・・
□ 膝や肩の痛みが長引いている
□ 日常生活に不便を感じる
□ 痛くて歩けない
□ 散歩や趣味のスポーツができなくなった
PDF療法とは、「血漿由来因子」の略称で、患者様ご自身の血液に含まれる血漿から成長因子を抽出し、濃度を高めて注入することで、より多くの成長因子の作用が期待できる局所注射の治療法です。
自分の血液を活用した世界に一つあなただけのオーダーメイド注射。
採血後、約2~3週間後に治療可能です。
※詳しくはスタッフまで!(パンフレットもあります。)
メディカルウォーキング
ー人生の最期まで、自分の足で歩きましょう! ー

平均年令80才の患者様たち12~14人くらいで楽しく、和気あいあいに、壁立ちやストレッチ、ウォーキングをしています。みなさんも参加しませんか? まずは一度、見学に♬(※詳しくはスタッフまで)
とき:毎週 金曜日13:05~14:30
7月10日(金)・17日(金)・24日(金)・31日(金)
ところ:山本整形外科
★リハビリの栢森先生のストレッチ体操は7月10日 と 24日‼︎
